イタリア 基本情報
正式国名 | イタリア共和国 Republic of Italy |
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国旗 | |
首都 | ローマ Roma |
国歌 | 『Fratelli d'Italia』(イタリアの同胞)/通称:Inno di Mameli(マメーリの賛歌)) |
公用語 | イタリア語 |
面積 | 30万1000 km2 |
人口 | 5987万人(2008年) |
都市 | 首都ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ベネチア、ナポリは、特に観光客からの人気が高い5大都市。そのほか、人口130万人以上を擁するトリノ、南イタリア最大の商工業都市バーリなど。 |
歴史 | ローマ帝国崩壊後、神聖ローマ皇帝、ローマ教皇、東ローマ皇帝によって分割されていたが、1861年にヴィットーリオ・エマヌエーレ2世が統一に成功し、イタリア王国を建国。1922年にはファシスト党のムッソリーニが政権を掌握し、首相に就任。ムッソリーニ失脚により、1943年、政権が崩壊。1945年にはキリスト教民主党のデ・ガスベリ内閣が成立する。1946年には国民投票により王制廃止、ウンベルト2世が退位した。1948年、共和国憲法施行により、イタリア共和国へ。初代大統領にはエンリコ・デ・ニコラが就任。 |
政体(政治体制) | 政治は共和制で、議会は上院、下院の二院制。現在の首相はシルヴィオ・ベルルスコーニ。 |
民族構成 | 主としてラテン系イタリア人。 |
宗教 | 主としてキリスト教(カトリック)。そのほか、キリスト教(プロテスタント)、ユダヤ教、イスラム教、仏教など。 |
イタリア 旅の情報
通貨と為替レート | 通貨種類:紙幣は500、200、100、50、20、10、5ユーロの7種類、コインは2、1ユーロ、50、20、10、5、2、1セント(サンチーム)の8種類。1ユーロ=100セント(サンチーム)。 紙幣のデザインはユーロ導入国で統一されているが、コインの片面は各国ごとにデザインが異なる。すべてのユーロ導入国で利用可能。 |
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両替 | 両替が出来る場所:空港や市内の銀行、両替所(カンビオ)、主要ホテルなど。 |
チップ | チップは労働報酬の一部とみなされ、チップをもらうことが前提の賃金システムになっている国が多い。そのため、サービスを受けたら相応のチップを支払うことが習慣化されている。レストランなどでは、あらかじめサービス料が含まれていることもあり、その場合は基本的にはチップは不要。ただし、心付けの意味もあるので、良いサービスを受けたと思ったら、満足度の分だけチップを渡そう。 ポーターやルームメイドには1ユーロ程度。レストランやバーではサービス料が加算されている場合が多い。店の格によって7~15%程度。タクシーは料金の10%程度。 |
時差とサマータイム | 日本との時差は-8時間。日本が正午のとき、イタリアは4時。サマータイム実施期間中(原則として3月最終日曜から10月最終土曜まで)は、1時間プラスとなる。 |
気候と旅行シーズン | 夏は高温乾燥、冬は低温多湿の地中海性気候。年間を通じて温暖で雨が少ないが、はっきりとした四季がある。10~12月に比較的雨が多い。南北に長い地形のため、地域による温度差があり、また、昼夜の寒暖差も大きい。日本の気候とよく似ており、ローマ、ミラノ、フィレンチェ、ベネチアの年間平均気温は東京とほぼ同じくらい。 |
出入国とビザ | 【ビザ】 観光目的なら90日以内の滞在はビザ不要。 シェンゲン協定国経由でイタリアへ入国の場合は、最初に到着した加盟国で入国スタンプを押してもらう。 *シェンゲン協定国:アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ(2009年2月現在、25カ国)。 【パスポート】 残存有効期間が滞在日数プラス90日以上。 *ビザ・パスポートなどの情報は予告なく変更されることがあります。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。 |
日本からのフライト時間 | 日本からミラノ、ローマに直行便があり、所要は約12時間。 |
電圧とプラグ | 電圧は220Vで周波数は50Hz。プラグはCタイプが主流。 |
イタリア 生活・交通機関の情報
ビデオとDVD方式 | テレビ・ビデオはPAL方式。日本やアメリカのNTSC方式とは異なる。一般的な日本国内用の再生機では再生できないので、ビデオ・DVDなどを購入する際は要注意。 |
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電話のかけ方 | 日本への国際電話は「00」、日本の国番号「81」、市外局番(最初の0は不要)、電話番号の順にダイヤルする。 公衆電話はコイン式もあるが、テレホンカード式が主流。テレホンカードはキオスクやタバコ屋、バールなどで購入できる。主要ホテルでは客室からダイレクトに国際通話が可能。 |
ビジネスアワー | 一般的な営業時間は次のとおりだが、あくまでも目安であり、店によって異なる。 【銀行】月~金曜8:30~13:30、15:00~16:00。土・日曜・祝日は休み。ATMは24時間稼働。 【ショップ】月~土曜10:00~13:00、16:00~20:00頃が一般的だが、夏と冬では営業時間が異なることもある。日曜・祝日は休み。街によっては月曜午前や木曜午後に閉店するところもある。 【レストラン】12:00~15:00、19:00~0:00頃。店によってさまざま。早朝から深夜までオープンしているところもある。 |
市内交通手段 | 公共交通機関を利用するには、乗車前に駅やキオスク、タバコ屋などで乗車券を購入することが前提。乗車券は駅のホームやバスの車内などにある日時刻印機で、使用開始日時を自分で刻印しなければならない。これを怠ると検察の際に罰金が科せられる。 【地下鉄】 ローマ、ミラノ、ジェノヴァ、ナポリ、トリノで運行している。運行時間は都市や路線によって異なるが、5:30~0:00頃。主な観光ポイントへ移動するのに便利。1日乗車券や回数券など、お得なチケットもある。 【バス】 主要都市ではバス路線網が充実しているが、観光に利用できそうな路線とバス停をあらかじめチェックしておきたい。同じ系統番号でも行きと帰りで違うルートを通る場合もあるので要注意。 【タクシー】 流しはなく、タクシー乗り場から乗車するか、ホテルなどで呼んでもらう。料金はメーター制。深夜は割増料金が加算される。 【その他の乗り物】 ベネチアではヴァポレットと呼ばれる水上バスが運航。いくつかの路線があり、各駅停車、快速、急行などの種別もある。ミラノではトラムが走っている。バスや地下鉄と共通のチケットで乗車できる。 |
国内線 | ローマやミラノをはじめ、ベネチア、フィレンツェ、バーリ、パレルモなど国内主要都市が空路で結ばれている。 |
鉄道 | イタリア鉄道が国内をくまなくカバー。線路は約1万6000㎞にも及ぶ。ローマ、ミラノ、トリノ、ベネチア、フィレンチェなど主要都市間は、時速250~300㎞のユーロスター・イタリア(ES)で結ばれている。そのほか、アルベロベッロへ行くプーリア州鉄道、ポンペイへ行くヴェスビオ周遊鉄道などの私鉄も運行。トレンイタリアパスやユーレイルパスなど、旅行者にお得なチケットがある。 |
船 | ベネチアやジェノヴァ等には大型クルーズ船も寄航。またカプリ島、シチリア島、サルデーニャ島へのフェリー、チンクエテッレやアマルフィ海岸や湖の船での周遊なども楽しさいっぱいです。 |
車の運転 | 【運転時の注意】 車は右側通行。制限速度はアウトストラーダ(有料高速道路)が130㎞、幹線道路が110㎞、一般道が90㎞。スピードを出して走る車が多いので、車線変更などには注意が必要。市街地以外の道路では、道路の種別や昼夜を問わず、日中でもライトの点灯が義務づけられている。都市部では、許可を得ていない車の乗り入れ禁止区間があるので気をつけること。 【レンタカー】 原則として25歳以上だが、車種によっては30歳以上の場合も。割増料金を支払えば23歳以上でレンタル可能な車種もある。運転免許取得から1年以上経過していること。国際運転免許証、日本の運転免許証、パスポート、クレジットカードが必要。大きな都市の中心部や空港には、大手レンタカー会社のオフィスがある。 |
イタリア マナーと豆知識
挨拶 | ブォン ジョルノ(おはよう、こんにちは) ブォナ セーラ(こんばんは) グラーツィエ(ありがとう) |
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服装・マナー | 日本の季節に合わせた服装のイメージで。ただし、昼夜の寒暖差が大きいので、夏でも長袖やジャケットがあると便利。観光はラフな格好で構わないが、高級レストランや観劇などではきちんと身なりを整えたい。 教会や美術館では撮影やフラッシュ使用の可否などが掲示してあるので、その内容に従うこと。ミサの最中にフラッシュを使用することは厳禁。教会に入る際は、短パン、肩の出ている服装では入場を拒否される場合がある。 |
喫煙 | 飛行機や電車内などの交通機関、博物館などの公共施設、レストランやバール、カフェなどの屋内では全面禁煙。厳しい基準を満たした喫煙室を除いて、禁煙場所での喫煙は重罰に問われるので要注意。 |
飲酒 | 公共の場で酩酊していると、処罰の対象となる。 |
飲料水 | 水道水は飲用できるが、基本的にミネラルウォーターを飲用したほうが安心。 |
免税について | 物品を購入すると付加価値税が課税される。海外からの旅行者は、一定の条件のもとで手続きすれば払い戻される。 ◎同一の店で、1日に購入した総額が154.94ユーロ以上であること。 ◎購入した物品は、未使用で国外へ持ち出されること。 購入店で免税手続きを希望して必要書類を発行してもらい、出国時に物品と免税書類を提示し、承認印をもらう(買い上げ日から3カ月以内)。払い戻しは現金、クレジットカード、小切手、銀行口座振り込みから選択可。 |
税関 | 【入国時】 200本,細葉巻100本,葉巻50本又は刻みタバコ250g 酒:22%以上の蒸留酒1L又は22%未満のデザートワインやスパークリングワイン2Lとテーブルワイン2L(17才以上) コーヒー:500g(15才以上) 香水:50gとオードトワレ0.25L 土産品:EUR175、旅行者の身の回り品などは無税で持ち込み可。タバコや酒類は17歳以上のみ。1万2500ユーロ相当額以上の現金や小切手などの持ち込み、持ち出しには申告が必要。 |
あると便利な持ち物 | 年間を通じて日差しが強いので、サングラスや帽子、日焼け止めを忘れずに。虫除けスプレーもあると便利。6~9月の朝夕は涼しくなることもあるので、手軽に羽織れる上着を持参しよう。 |
クレジットカード | VISA、マスターカード、アメックス、ダイナーズなど、主要なクレジットカードは利用可能。 |
洋服と靴のサイズ | ●婦人服 36(日本の7号)、38(同9号)、40(同11号)、42(同13号)、44(同15号) ●婦人靴 35(22㎝)、35 1/2(22.5㎝)、36(23㎝)、36 1/2(23.5㎝)、37(24㎝)、37 1/2(24.5㎝)、38(25㎝) |
バーゲン時期 | バーゲン時期は夏と冬。一般的には7~8月のバカンス前までと、1月6日のエピファニア後から1カ月程度。店によって期間はばらつきがある。 |
郵便 | イタリアから日本へは航空便でおおよそ1週間程度。切手はTマークの付いたタバコ屋でも購入できる。郵便局の営業時間は月~金曜8:30~14:00、土曜8:30~12:00。日曜、祝日は休み。中央郵便局は平日19:00まで営業。 |